< 2004年12月 >
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著作権で時に問題になるいろいろな事

他者が自分の作成した物からアイデアを得て利益を得た所で何が問題なのでしょ うか。何の問題ないと思います。

それが完全な盗作である場合は問題ですが、何かから発想を得るというだけな ら別に著作権にも違反しません。

人が苦労して作成したバラ園を見て「バラ」という演劇を苦労して作成した所 でなんだと言うのでしょうか。

しかし、ここに時には難しい問題が潜むようです。

関係とは時に難しい問題を含みます。狭量と呼ばれたり、自閉症的と呼ばれた り、自己の永久延長意識と呼ばれたりする思考がその一つです。

自閉症的症状の一つに自己の歩いた道思考というのがあります。これは自分が 歩いた道には標(しるし)が残るという思考です。この症状を持つ人は一度歩い た道を特別視します。家から出て目的地に行くのに病的に同じ道をたどろうと したりします。またしるしを他者に踏まれるのを嫌い他者をそこを歩けなくし たり、しるしを拝む事を他者に強要したりします。

この例は病的になった場合の例ですが、人間には普遍的にこのような思考があ るようです。これは自分からの影響は自己の延長であるような錯覚としての思 考です。

バラ園を見て「バラ」という演劇を作成したら、著作権違反だ、と叫ぶ人が実 際にいるのです。悲劇と言えましょうか。

これが著作権関連のナイーブな問題になっている場合が度々あるようです。

ただどこからが盗作でどこからがオリジナルかを判別するのが微妙な場合は確 かにあります。

実際の所本当にオリジナルなアイデアなどは存在しえません。それはアリスト テレスの時代からそうなのです。

では何がそれを分けるのか。もしくは分ける事は可能なのか。

Author: sakito Category: /diary/2004 Permalink: Permalink
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