妖怪人間ベムは人間になれるのか part2
昨日記述した「 妖怪人間ベムは人間になれるのか 」には嘘というか間違いというかが意図的に含まれます。
普通の成人が読めば気づくでしょう。
それはベムが「人間になりたい」と言った時の「人間」と人間のA君が「人間に なりたい」と言った時の「人間」の意味内容が異なっているという事です。
これは普通に読めばわかるはずです。ではなぜわかるのでしょう?
説明しようとすればできます。ではその説明どうしてわかるのですか?
わたしが「妖怪人間ベムは人間になれない」と書いた場合、それは誤謬を含み ます。
「妖怪人間ベムは人間になれない」と書いた場合の「人間」と、「妖怪人間ベ ムは人間になれる」と書いた場合の「人間」は意味内容が異なる可能性がある からです。
わたしが「妖怪人間ベムは人間になれない」と書いた時、わたしは語をこのよ うに利用した場合は、まさにこのように「根拠なく」利用する、という事を宣 言しているにすぎません。
「妖怪人間ベムは人間になれるのか」という問いへ本当に正確に回答しようと した場合、「人間とはなんですか」という問いへの回答を必要とします。
また、この質問がそもそも意味がありますか?という問いも立てられます。
回答を書いた時点でほとんどの場合は誤謬を含みます。問いに正確に回答する には問いを立てるしか方法がない。
しかしこの回答は異常です。つまり回答を書けないといって回答を書いている。
ループしているわけではない。すすんでいないわけでもない。こういう地平が あります。
普通の人はこんな事を問題としません。自分の立てた問いは自分では回答でき る前提で問いを立てるのです。
そしてわたしも、ここではそうした問いへの回答の方法をしなければなりませ ん。
問いに回答せずに回答した瞬間、わたしは人間でありえるでしょうか。やはり 人間だとわたしは思います。
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