< 2005年12月 >
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なぜか人は自分の立場になかなか気づかない

わたしもあまり人の事は言えないが、人間どうも自分が人からどういった立場 の人間として見られているかなかなか自覚しないようだ。

役職が付けば当然役職者として見られる。それがいかにプライベートに近い状 態であったとしてもだ。

冗談を言ったり、私情を言ったり、どういう事を言おうが、それは社会的な立 場と言うフィルターを通過する事を避ける事はできない。

自分の発言がいったいどのようなフィルターを通過しているか常に意識する必 要がある。

社会的立場のフィルータを通過させない方法がいくつかあるがほとんど無意味 になってしまう。

例えば簡単な方法として他者に興味を持たれない発言をすればフィルターの通 過はありえない。ただし、それは社会的立場の信用を落す事になる可能性が十 分にある。そしてそれは本業に差しさわる。

興味を持たれた瞬間に社会的立場のフィルターは確実に通過する事になる。

そもそもほとんどの発言は相手の興味を引くために行なわれるはずで、つまり この対策は無意味になる。

人間と言うのは社会性の生物であるため、この社会的立場と言う物から逃れる 事は不可能なのではないか。

自分が他者にとってどのような人物であり、自分の発言がどのようなフィルター に包まれているのかを良く考慮してもらいたいものだと思う。

Author: sakito Category: /diary/2005 Permalink: Permalink
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