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概要

楽器のキーボード。電子ピアノ、エレクトーン等を内包した概念。

このページで記載している事項は記載している自分が勉強中、調査中の事項が結構あり、誤りが含まれている場合があります。

鵜呑みにせず、自分で調査するようにしてください。

何を購入すれば良いか

本物の初心者なら61鍵盤のキーボードであまり高い物でなくて良いと思います。ちょっと音が微妙だったりする場合もありますが……

メトロノームは必須です。スマホとかで挙動するアプリのメトロノームがありますが、変なアプリが多い(拍子が変更できないとか音が鳴るタイミングが変とか)ので、物理的メトロノームを購入した方が良いです。

メトロノームは日工の物をお勧めしておきます。(ちょっと大きいかもですが……)

日工 メトロノーム スタンダード アイボリー

独習者のための書籍

超初心者用

本当に初心者の場合、主教材をちゃんとこなすと、2〜3週間ぐらいかかるのではないかと思います。

完璧である必要はないのですが、ちゃんと習得するのが良いです。

副教材は、主教材をやりながら適時読んでください。独習だと本来教師から指摘される事項が記載されています。独習者は持っておくと良い本です。

初心者用

とりあえず上記の本をある程度実施したら、初心者になった感じです。

リトルピシュナを利用して、譜読みとタッチタイプ(鍵盤を見ないで弾く)練習をしましょう。

副教材の本は日本語でタッチタイプが解説してあります。独習する場合はあった方が良いかもしれませんが、リトルピシュナだけで十分だと思います。

リトルピシュナは、ある程度年齢が上の人にお勧めの練習曲集です。バイエルとかハノンとかみたいな物です。

もちろん、バイエル、ハノンでも良いのですが、正直ある程度年齢が上の方にはハノンとかすごく退屈だけでなく、指が固まっている人には向かないので微妙かもしれない……

初級の楽譜は実際に本屋いって探すのが良い。「初級」と記載のある本がおすすめ。あまりに難しい楽譜だと弾けないし、挫折の元です。

あと、初級本はドレミが記載してある本があるのですが、ドレミが記載してある本は譜読みとタッチタイプの妨げになるので、避けてください。絶対だめです。

あと、初心者は長時間練習をしないでください。少しでも指や腕に痛みが出たら練習をやめて休憩を取る事。初心者の時は無駄な力とか入って、怪我しやすいので大変注意です。

初級〜中級

基礎重要ですが、基礎ばかりではなく、どの程度自分が弾けるか判断しながら、楽譜を買って練習する感じです。

独学だと結構厳しくなる領域です。とりあえずコルトーの中から簡単なのを探して順番に練習するのが良いかと。

初心者の内はコルトーは難しいのは飛ばして練習するのが継続できてかつ上達するコツです。

全てを実施する必要はなく、苦手そうな部分を実施するのが良い。

中級〜上級

リトルピシュナやったらピシュナやりたくなるかもですが、結構レベルが高いです。やるならピシュナは全部をまじめにやる必要はなく、苦手な所を集中的にやる感じです。

作曲とかアレンジに関しては自分が解説できるレベルではないので、ここでは記載しないので、頑張ってみてください。

用語に関して

ピアノ界に限らず日本の音楽系はイロハ表現とか変な日本語表現と英語とイタリア語がまざり合いして利用されている。それも合理的な使い分けしているわけでなく、単に習慣的な利用が多い。

自分は独学中心なのとエレキギターも同時学習な影響もあり、全部英語表現を主軸に覚えている。

この文でも英語表現になっていて意味が不明な場合があるかも知れないがご了承ください。

代表的な用語対応表(例)

鍵盤番号

鍵盤には番号が付いています。左から1、2、3……と番号が付きます。

ルール的には以下になっています

また、音にも番号が付いており、88鍵盤だと以下になります

これは音の番号になっているため、61鍵盤等でも中央のCはC4の音がするように設定されています。

そのため、61鍵盤の場合は以下のようになっています。

61鍵盤はCを極力多くし、かつ最低限弾けるようになっています。

61鍵盤等は左端の鍵盤番号は本当は16ですが、これはかなり混乱するので、C2とかの表現を使います。

ただ、メーカーによっては音番号を0から数えるメーカーもあります。つまりC0、C1……と表記する。これは電子機器だと0からカウントするためです。

電子機器を普及させるために作成されたみたいですが、C3とC4が同じ音、みたいな事があるので混乱の元ですね……

国際標準は1から数えるので、中央の音はC4で統一してほしいです。

テトラコルド

テトラ=4、コルド=弦、で4つの弦、4音を表現する用語。

古代ギリシアでは4音を基礎音組合せとしていた。

4音なので以下の3パターンの組み合わせが存在する

ディアトノンが音の基礎となっている。

として、この二つを併せると、「CDEFGABC」となり、現在のCDE方式の音になる。

ルートになる音を「トニック(tonic)」と呼び、この場合は「C」と「G」のトニック、2トニックを組合せたスケールになる。

これを「ダイアトニック(Di a tonic、Diは2組とか2対の意味)」コードと呼ぶ。

これから、トニックをCG以外の組合せも可能という事になる。

スケール

スケールは音の並び方の事です。

スケールには種類があり

メジャースケール(イオニア)

メジャースケール(major scale)は「CDE……」という音の並び方になります。

Cメジャースケールの場合、以下のようになる

C、x、D、x、E、F、x、G、x、A、x、B、C(ルート+2+2+1+2+2+2+1、全全半全全全半)

これを「度数」(ディグリー、Degree name)で表現すると

I、x、Ⅱ、x、Ⅲ、Ⅳ、x、Ⅴ、x、Ⅵ、x、Ⅶ、Ⅰ

になる

他のスケールもこの度数にあてはめて考える事になる

たとえば以下がDメジャースケールになる。

D、x、E、x、F♯(G♭)、G、x、A、x、B、x、C♯(D♭)

Dメジャースケールは「♯が二つ」ある。つまり key sign(調号)が「♯二つ」の場合はDメジャースケール(ニ長調)である事を示している。

度数がⅦまでなので、key signの最大は7個である事がわかる。

さて key sign 無しから、7個まで並べると以下のようになる事になる(平行調も記載している)

♯は以下

I(ルート)

メジャー

マイナー

key sign

長調

短調

異名同音

C

D

E

F

G

A

B

C

A

無し

ハ長調

イ短調

G

A

B

C

D

E

F♯

G

E

♯1個

ト長調

ホ短調

D

E

F♯

G

A

B

C♯

D

B

♯2個

ニ長調

ロ短調

A

B

C♯

D

E

F♯

G♯

A

F♯

♯3個

イ長調

嬰ヘ短調

E

F♯

G♯

A

B

C♯

D♯

E

C♯

♯4個

ホ長調

嬰ハ短調

B

C♯

D♯

E

F♯

G♯

A♯

B

G♯

♯5個

ロ長調

嬰ト短調

F♯

G♯

A♯

B

C♯

D♯

E♯(=F)

F♯

D♯

♯6個

嬰へ長調

嬰ニ短調

G♭メジャー(変ト長調)

C♯

D♯

E♯(=F)

F♯

G♯

A♯

B♯(=C)

C♯

A♯

♯7個

嬰ハ長調

嬰イ長調

D♭メジャー(変ニ長調)

♭は以下

I(ルート)

メジャー

マイナー

key sign

長調

短調

異名同音

C

D

E

F

G

A

B

C

A

無し

ハ長調

イ短調

F

G

A

B♭

C

D

E

F

D

♭1個

へ長調

ニ短調

B♭

C

D

E♭

F

G

A

B♭

G

♭2個

変ロ長調

ト短調

E♭

F

G

A♭

B♭

C

D

E♭

C

♭3個

変ホ長調

ハ短調

A♭

B♭

C

D♭

E♭

F

G

A♭

F

♭4個

変イ長調

ヘ短調

D♭

E♭

F

G♭

A♭

B♭

C

D♭

B♭

♭5個

変ニ長調

変ロ短調

G♭

A♭

B♭

C♭

D♭

E♭

F

G♭

E♭

♭6個

変ト長調

変ホ短調

F♯メジャー(嬰へ長調)

C♭

D♭

E♭

F♭

G♭

A♭

B♭

C♭

A♭

♭7個

変ハ長調

変イ長調

Bメジャー(ロ長調)

上記だと異名同音があるので、整理すると以下のようになります(リトルピシュナ第1組NO1に準拠して整理している)

I(ルート)

メジャー

マイナー

key sign

長調

短調

C

D

E

F

G

A

B

C

A

無し

ハ長調

イ短調

D♭

E♭

F

G♭

A♭

B♭

C

D♭

B♭

♭5個

変ニ長調

変ロ短調

D

E

F♯

G

A

B

C♯

D

B

♯2個

ニ長調

ロ短調

E♭

F

G

A♭

B♭

C

D

E♭

C

♭3個

変ホ長調

ハ短調

E

F♯

G♯

A

B

C♯

D♯

E

C♯

♯4個

ホ長調

嬰ハ短調

F

G

A

B♭

C

D

E

F

D

♭1個

へ長調

ニ短調

F♯

G♯

A♯

B

C♯

D♯

E♯(=F)

F♯

D♯

♯6個

嬰へ長調

嬰ニ短調

G

A

B

C

D

E

F♯

G

E

♯1個

ト長調

ホ短調

A♭

B♭

C

D♭

E♭

F

G

A♭

F

♭4個

変イ長調

ヘ短調

A

B

C♯

D

E

F♯

G♯

A

F♯

♯3個

イ長調

嬰ヘ短調

B♭

C

D

E♭

F

G

A

B♭

G

♭2個

変ロ長調

ト短調

B

C♯

D♯

E

F♯

G♯

A♯

B

G♯

♯5個

ロ長調

嬰ト短調

7個まで可能という事は、7個まで弾ける必要があります。つまり、鍵盤に7オクターブないと弾けません。

1オクターブは「A」から開始します。つまり左端がAで7オクターブだと、12 * 7 = 84鍵という事になります。これに4鍵(1/3オクターブ)足す事で、全音が弾ける事になります。

ピアノが88鍵盤なのはこのためです。

あと記載してて思ったが、日本人はハニホ方式でも覚えておかないといけないの極めて非効率だな、って印象。国際的には音+メージャーとかだけで覚えているのに……

マイナースケール(エオリア)

マイナースケール(minor scale)は「ABC……」という音の並び方になります。

Aマイナースケールの場合、以下のようになる

A、x、B、C、x、D、x、E、F、x、G、x、A(ルート+2+1+2+2+1+2+2、全半全全半全全)

AマイナースケールとCメジャースケールは構成音が同じです。このように構成音が同じスケールを「平行調」と言います。

メージャースケールの「-1.5音」すると平行調のマイナースケールになる。

コード

スケールからコードが導かれる事になる。

ダイアトニックスケール上のコードを、ダイアトニックコードと呼ぶ

ダイアトニックコードの場合、ダイアトニックスケールが7音あるので以下のようなパターンが存在する

メジャーコード

マイナーコード

ピアノだとメジャーコードおぼえると、マイナーは覚えるの簡単ですね……。ギターだと3度の音を抑えている指がわからなくなったりしますが……

まあ、ギターでもどうせ指板の音覚えるので、3度の音がどれかわかるようになります。

譜読み

譜読み がスムーズにできないと、快適に弾けない。練習あるのみ

以下のアプルは音符を読む学習ができる。

学習アプリ

SImple Pianoとか他にもあるが、おそらく Flowkey が一番勉強しやすいのではないかな……。変な本や楽譜買うより、年間契約だとおそらく安いのでは?

ピアノロールアプリ

よく見る質問

なんとなくWEBで探していると良くみかけるように感じる質問のまとめ

ホームポジションはあるか

パソコンのキーボードになれているとホームポジションの発想が出るようですが、ピアノには基本的にホームポジションは存在しない、が正しいです。

ピアノは曲によって開始音が違いますし、鍵盤を押す指も違ってしまいます。同じ曲でも人によって押す指が違場合があり。これも技巧の内です。

パソコンのキーボードみたいに常に同じキーを同じ指で押す、とか開始位置を同じにする、とかは不可能です。

ただキーの位置を覚える練習の時に置くと勉強しやすい指位置というのはあります。

楽典は学ぶ必要があるか?

趣味でやるなら必要ではないのでは……?とも思います。

ただ、自分は楽典研究も趣味の一部なので、ゆっくりと研究している感じです。ネット上は楽典ちゃんと勉強してない人の説明とかあって、結構変な説明もあるので、楽典勉強していると惑わされないのも良いので。

参考サイト


CategoryMusic