紹介マニア

MPW、C/C++プログラミング

第4章:MPW Shellの使用方法

Last extention:2000.6.25
4-1:MPW Shellの基本 4-2:カーソル操作 4-3:簡単なコマンド

4-1:MPW Shellの基本

 MPWの基本はMPW Shellを使用することです。MPW Shell(以後Shellと表記)はUNIXのShellをかなり意識して作ってあるみたいで、結構似た機能が含まれている(らしい)です。MacOS XになるとUNIX的な常識が(全部でなくても)通るようになると思いますので、慣れとくといきなりパワーユーザーの仲間入りかもしれません(無理だって(^_^;))。

 MPWそのものが、Macintosh Caracter Set(文字セット)を完全利用している(って書いてある)ので、日本語フォントを利用しないほうがいいです。記号類が文字化けして分かりにくくなりますし、余計な設定が必要になったりします。まあ、でも日本語使わないでの開発はしないほうがいい(コメントは日本語の方がいい)ので、善し悪しですけどね・・・・

▲Top

4-2:カーソル操作

 カーソル操作は通常のエディタとほとんど同じです。以下にその表を示しておきます。ちなみに、cmdはcommandキー(リンゴマークキー)、optはoptionキー(altキー)のことです。

カーソル操作
動作キー操作動作キー操作
トップへcmd+opt+↑最後へcmd+opt+↓
1ページ上cmd+↑1ページ下cmd+↓
1行上1行下
行頭cm+opt+←行末cmd+opt+→
1単語左cmd+←1単語右cmd+→
1文字左1文字右
トップまで選択cmd+shift+↑最後まで選択cmd+shift+↓
左1単語削除opt+delete左1文字削除delete

 この表ではやや分かりづらいかと思います。もう少し分かり易い図が、MPW始めの第一歩(http://www.linkclub.or.jp/‾kohyama/MPW.html)にありますので参考にしてください。

 このカーソル操作は、変更が可能です。あとの章で変更方法の説明をします。

▲Top

4-3:簡単なコマンド

 コマンドとは、MPWで実行させる命令の様なものです。使っていくうちに概念がわかりますので、取りあえず使ってみます。
 まずは HELPと書いて、enterを押します。何度も書いていますが、Shellはreturnとenterを使い分けています。コマンドを実行する場合は必ずenterを押します。
 また、MPWコマンドは大文字と小文字を区別しません。ですので、 HELP help Helpでも同じです。
 ずらずらと、マニュアルが表示されます。初めての場合何が何だかわかりません。ここではとりあえず、Introduction to MPWの第1章にしたがってコマンドを実行してみます。

 以下のコマンドは、現在時刻が表示されます。
Date<enter>
Thursday, June 17, 1993 2:31:43 PM

 -tオプションをつけると、時刻だけが表示されます。
Date -t<enter>
2:33:22 PM
 オプションに関しては、Help Dateで説明がでます。また「MPW Command Reference」という書類に記述してあります。
 また、
Date<opt+enter>
 とすると、設定ダイアログがでます。

datecommand

 頻繁にDateコマンドを実行するならここで設定を変更しておくと良いです。

 単純に文字を表示したい場合は、
Echo This is displayed #but this is not<enter>
This is displayed
 Shell上では#がコメントマークになります。#以下の文字はコマンドの実行に影響を与えません。あとの章で、もうすこし詳しくShellのコマンドを説明します。

▲Top


紹介マニアトップへ  MPW、C/C++プログラミングのトップへ  次の章へ


copyright (c) 1999-2000 sakito hizakura.All rights reserved.sakito@sakito.com