紹介マニア

MPW、C/C++プログラミング

第7章:プログラムを組む時ためになる話

Last extention:2000.7.16
7-1:C/C++言語の学習 7-2:THINK Referenceとの連携 7-3:ヘッダのサーチ

7-1:C/C++言語の学習

 この場所ではC/C++言語の説明をすることはありません。自分で学習を行ってください。書店にいくと大量にC/C++言語の解説書があります。ただ、非常に多くのクズ本が有るのが悲しいところです。
 C言語本を探す場合重要なのは以下の事です。

◆標準C準拠とかANSI/ISO準拠と書いてあること
◆1996年以降(できれば1997年以降)に出版された本
 標準Cは1996年に完成しています。本を書くには半年〜1年以上かかるはずなので、これ以降に出版されたものであるほうがいいです。
 気をつけるのは訳書の場合で、訳書が1996年以降出版されてても、もとの本が以前に出版されてるものだと、やや問題があります。
◆解説の始めの方にあるHello.cの例が
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("Hello C");

retrun(0);
}
であること。(printfのカッコの中身は別の文でもよいです)
 1行目に必ずincludeがあること。ヘッダが省略されている本が有る(^_^;)。困る。
 もし、2行目がmain()だけの場合、それは標準Cに準拠してません。準拠って書いてあっても嘘です。買うのは控えた方がいいでしょう。確かにintやvoidは省略可能ですが、始めから省略してるのはろくな本では無いです。省略できる理由とか示して欲しいかも・・。
 6行目のreturn(0);はretrun 0;でもよいです。
◆ポインタの説明が詳しいもの
初心者にはまったくわからないですが、とにかく索引を引いて、ポインタに多くのページを割いてるのは結構役にたちます。C言語はだいたいポインタでつまずきます(^_^;)。

 だいたい以上だと思います。以上に該当する書籍はかなり少ないです。
 ぼくは、「独習C 改訂版」(翔泳社)が自習に適していると思います。また、同じ著者による「独習C++」(翔泳社)もでているので、結構良いかもしれません。

 また通称K&Rと呼ばれる本で、「プログラミング言語C 改訂2版」(共立出版)も持っていたほうが良いでしょう。これはC言語を作りだした人たちが書いた本で、内容が一部標準Cとは異なっているようですが、これを読んでおけばC言語に関してはほぼ問題ないです。ぼくはまだ、少ししか読んでないですが(^_^;)。

 もし、C言語をかなり知っている場合は「Cプログラミング診断室」(技術評論社)を一度読んでおくと良いでしょう。目から鱗が出るそうです(ぼくはまだこの本理解できるレベルぢゃない(^_^;))

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7-2:THINK Reference、Toolbox Assistantとの連携

 Macでプログラミングをするとき、Toolboxという関数を利用することになります。THINK ReferenceはSymantec社のThink Cに付属していた、Toolboxその他の解説集です。現在国内では入手が困難な状況ですが、海外通販する気力があれば、入手可能です。
 Toolbox Assistantは一連のQuickView書類です。AppleよりデベロッパCD-ROMを購入すると同梱されていました(現在このあたりどうなっているか不明です)。
 これらは、Macプログラムの時非常に重要で、これ無しでプログラムをするのはよほど記憶力が良くないかぎり、ほぼ不可能です。

MPW上で、THINK ReferenceやToolbox Assistantを利用する場合、THINK ReferenceやQuickViewのエイリアスをShellと同じフォルダに入れます。

Toolbox

 Shell上の目がねアイコンで、サーチしたいほうにチェックをつけておきます。

MPbottun

 サーチしたい語をマウスで選択したら、目がねアイコンをクリックします。
 THINK ReferenceやQuickViewが自動的に起動して、検索してくれます。

選択

 THINK Referenceの利用は「彊良KyouRyou」の田口さんにメーリングリストで教えてもらった方法です。田口さんありがとうごさいました。

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7-3:ヘッダのサーチ

 ネット上にはCodeWarriorや、Thinc C、Symantec C++用のサンプルソースコードが配付されている場合があります。しかし、これらのソフトは、プリコンパイルヘッダという機能があり、汎用ヘッダのインクルード宣言を省略できます。
 そのため、サンプルソースをMPWでそのままコンパイルできない場合があります。こういう場合必要なヘッダを探さなければいけません。

search /SearchStrings/ -rd -t TEXT "{cincludes}"
 SearchStringsの部分にエラーなどで出た単語を書き込んでenterすれば、Cのヘッダをサーチすることが可能です。{cincludes}の部分を書き換えることによりいろんなフォルダを検索できます。詳しいことは、「MPW Command Reference」という書類をごらんください。

 searchの利用は「彊良KyouRyou」の田口さんにメーリングリストで教えてもらった方法です。田口さんありがとうごさいました。

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