fetchmail,procmailに関して記述します。
主にクライアントとしての利用を主眼とした記述です。
Mac OS X専用文書
POPやIMAPなどに対応したサーバからメイルを受信するためのプログラムです。
UNIXでは通常一つのプログラムに多くの機能をもたせるのではなく、いくつかのプログラムの組み合わせにより望む機能を実現する事が多いです。
Classic Mac OSに親しんだ人の場合、メイル受信機能は普通メイルソフトが保持している物だと思うかもしれませんが、実際の所受信機能が弱いメイルソフトがあったりします。
それだったらいっその事専用プログラムにまかせてしまった方が安全です。
fetchmailについてのさらなる詳細はManpage of fetchmailを見ればわかります。
自動メイル処理プログラムです。
メイル振り分け、転送や、メイルを特定のプログラムに渡して処理をさせるなどに利用します。
やはり専用プログラムなので、いろんな事ができます。
Mac OS X10.1以上であれば標準でインストール済です。
/usr/bin/fetchmail,/usr/bin/procmailにあります。
ここでは簡易な設定を記述しておきます。
$HOME直下に.fetchmailrcというフィイルを作成します。
defaults
protocol pop3
no rewrite
no mimedecode #mimedecodeしない
keep #サーバにメイルを残す
mda "/usr/bin/procmail" #procmailで処理する
poll pop.isp.hogehoge.com
username "username"
password "pass"
poll second.isp.second.com
username "username"
password "pass"
記述後、
chmod 600 .fetchmailrc
といして、権限を変更する必要があります。
権限変更しないとエラーとなります。
defaults節は基本設定のため、pollで設定変更する事も可能です。
設定詳細はman fetcmailした方がよくわかります。
この設定の場合procmailを設定していないとおかしな事になるので、注意してください。
man fetcmail
英語ですけど。
ここでは振り振り分けの設定例を記述しておきます。
# 全体的な設定
PATH=/usr/bin:/bin:/usr/local/bi
# ディレクトリの設定
MAILDIR=$HOME/Mail
DEFAULT=$MAILDIR/inbox/.
LOGFILE=$MAILDIR/from-log
LOCKFILE=$HOME/.lockmail
# 行数を正しく表示させる
:0
* ! ^Lines:
{
# Count number of lines
:0B
* 1^1 ^.*$
{ }
LINES = $=
# Add Lines: header
:0 fhw
| formail -a "Lines: $LINES"
}
#レシピと呼ぶ
:0
* ^To:.*hoge@hoge.jp
* ^Reply-To:.*hoge@hoge.jp
hoge/hoge/.
# それ以外のメールは、すべてinboxに持ってくる。
:0:
inbox/.
最後の「.」はMH形式(一メイル一ファイル)の設定です。
man procmail
英語です。
またgoogleで検索すれば大量に資料があります。
設定例のように設定した場合、$HOMEにMailというフォルダを作成しておいてください。また振り分け先のフォルダもあらかじめ作成しておく方が安全です。
fetchmail
で起動します。keep設定がされていれば、メイルがサーバに残りますので、しばらく実験する事ができます。ぼくの場合は移行に一週間ほど実験期間を持ちました。
メイルを読むにはメイルソフトが必要です。
MH形式であれば、Mac OSメール環境(OME)や、Emacs上のWanderlustなどで利用可能です。
OMEの場合GUIですので割りに利用しやすいかもしれません。
既存のメイルソフトからの移行の場合いろいろな問題がある場合があります。
まず、メイルソフトのファイル保存形式の問題があります。ARENA Internet Mailerでは、unix form(mbox)形式上位互換形式ですが、Shift_JISで保存されています。
通常メイルはISO-2022-jpで受信しているのにわざわざ文字コードを変換しているわけです。移行のためには、この文字コードをISO-2022-jpの形式にもどす必要があります。
文字コード変換にはQKCを利用するのが簡単で速度も早いです。
Finkを利用しているならばunstableですが、fink install qkcでインストール可能です。また、UNIX用ソースを上記サイトからダウンロードして,
make sudo cp -p ./qkc /usr/bin/qkc
などとすれば利用が可能です。
特定のフォルダ中にファイルを移動して以下のようにします。ファイル上書きとなるので、元ファイルはバックアップしておいてください。
qkc -su ./*
mbox形式から、MH形式にする場合
formail -Ydes mbox-file > mhforlder
とすれば分割されます。
ほとんどの場合上記方法で分割されますが、WanderlustなどMarildir形式に対応している場合mbox2maildirといったプログラムもありますので利用してみるもいいかもしれませんん。
どちらにしても、メイルソフトの移行はめんどくさい物なので、なんらかの主義がないと普通はしないかもしれませんが(^_^;
Generated from $Id: fetchmail.sdoc,v 1.4 2002/05/04 05:55:35 sakito Exp $